第1回 プロの真似をしてはいけません
あなたが、自分の本を書こうと思っているのなら、絶対に、書く前からプロの真似をしてはいけません。
もし、あなたが、プロのライターになろうとしているのなら、最初に、プロの真似をしてください。でも、そうではなくて、自分の本を作りたいだけなら、プロの真似をするところから始めてはいけません。そんなことをしたら、むしろ書けなくなります。
ところが、初心者向けのライティングに関する本を読むと、みんな口をそろえたように、「プロの書いた本を読みなさい」「良い本を参考にしなさい」「美しいと思う文章を真似しなさい」などと書いてあります。
これは、嘘です。
そんなことをしたら、あなたは書けなくなりますよ。
自分の本を書くというのと、プロのライティングは違います。
自分の本を書こうとする人は、自分の書きたいことを書きます。しかし、プロは、企業から与えられたテーマを書きます。
自分の本を書こうとする人は、自分が伝えたい人に語りかけます。しかし、プロは、大衆に読ませます。あるいは、企業が指定したターゲットに対して読ませます。
いくらでも、違いを列挙できます。
あなたとプロは目指しているものが違うのです。
多くの入門書が、プロを見習いなさい、と書いているのは、プロのライター養成用の本を流用して初心者向けの本を作っているからです。出版社に騙されてはいけません。
書くために、勉強しようと思うと、逆に書けなくなります。
大切なことは、「まず、書くこと」です。
そして、もし、あなたが、「どうもうまく書けない」と思ったら、その時に、勉強したり、プロの真似をしたりしてください。そんな状況のあなたには、きっと文章に関する問題意識が出来始めているはずです。だから、他の本が参考になるのです。
まず、書くこと。これが、大切なのです。
さあ、あなたも、書いてみましょう。


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